ヘッポコ山日記take10 雪崩の恐怖 ~北アルプスの雲上銀座 乗鞍岳にて~

2017/04/22(土) すべてヘッポコ山日記

3月22日?、北アルプスの“雲上銀座”乗鞍岳に日帰りで行ってきました(^O^) 乗鞍岳北アルプスの南部に位置し、日本で19番目に高い剣ヶ峰(3026m)を主峰とする23の峰の総称を言います。 またこの乗鞍岳は、夏は山頂近くまでバスが乗り入れますので、私が知る限り日本で一番気軽に登れる3000m級のお山なんですよ(^-^) 涼と景色を求めてくる人達や、高山植物宝庫でもありますので、トップシーズンは“雲上銀座”と呼ばれるくらい人で一杯です。 そんな乗鞍岳になると、マイナス何十度の寒気台風並みの暴風が吹荒れ、人を寄せ付けない雪と氷の世界に一変します! なので今回は比較的穏やかな日を狙って行ってまいりました。 では“雪崩の恐怖”乗鞍岳の始まりでーすv( ̄Д ̄)v イエイ   長野県側の乗鞍高原スキー場↓からのスタートとなります。 ここから三つのリフトを乗り継いで、一気に1980mまで上がりますヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

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三つ目のリフトトップ地点に到着しました。ここからツアーコース開始点(バックカントリーのスキーヤーが滑るコース)となり、スキー場の整備は一切なされていません。 ここからはスノーシュー(西洋かんじき)を装着して出発です(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

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真っ白な雪のキャンバスに私のトレースだけが描かれていく! 気持ちいい(≧▽≦)

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本日の目的地剣ヶ峰が見えてきました(((o(*゚▽゚*)o))) 天気は今のところ快晴ですが、風が少し強くなってきました(・_・;)

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ここから色々な意味でのデンジャラスゾーンに突入します。 私も今回は単独行なので気を付けて行ってきます( ̄ー ̄)

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と思った瞬間 ″雪崩″ です!!! 雪崩の発生場所がくっきりと切れ目になって見えますよね。 規模が小さかったので助かりましたが、初めて目の前で雪崩の発生現場に立ち会いました(;゚Д゚) この貴重な経験を活かせるよう目に焼き付けておきます(◎_◎;)

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と思った瞬間”雪崩第2波”の発生です!!!!! 今度は私の真横で発生しましたΣ( ̄□ ̄|||)

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表層50cm位がゴッソリと滑り落ちています。おそらく昨日に降った雪の弱層部分が雪崩たのでしょう。 一応先程の教訓を生かして雪崩に巻き込まれにくそうなコース取りをしておいて助かりましたε-(´∀`*)ホッ およそ50m位でしょうか、ほんと雪が滑るように流れていきました(;゚Д゚)

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2連続の雪崩に会いながらも気を取り直して、位ヶ原を抜けて肩の小屋口までやってきました。 ここはトップシーズンではトイレ休憩の場所ですが現在はご覧の様相です。 ここで装備をアイゼンに付け替えて再出発します(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

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気合を入れ直して再出発したものの天気が益々荒れてきました(;一_一)

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残念ですが今回はここで撤退です(>_<) 雪崩が発生しやすい環境の中これ以上進むのは危険と判断しました。

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そうときまればデポしておいた装備を素早く回収して一気に下りましょう(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

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先程雪崩が発生した現場まで戻ってきました。 こうやって改めて見ると規模は小さくても怖いですね(;゚Д゚)

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一応ここまで戻ってくればひと安心ε-(´∀`*)ホッ 生還記念に写真をパチリ!

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今回はここで終了です。 無事に生還できたことに感謝しつつ、改めてリベンジに来たいと思います。 自然にとって我々は何とちっぽけな存在か改めて感じさせられました。 自然に抗うのではなく、自然をそのまま受け入れて共生していく大事さを感じた一日でもあります。 次回は今シーズン最後の関西の雪山を掲載予定ですので乞うご期待くださいv( ̄Д ̄)v イエイ    

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