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伏見ゆうやけの丘モデルハウス 基礎工事完了

2017/02/18(土) すべて家づくりのこと

モデルハウスの基礎工事が完成いたしました。今回は当社の標準仕様にしております長期優良住宅の基礎をじっくり紹介したいと思います。

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立ち上がり部分から伸びているのが基礎と家をつなぐ金物です。
中でも写真中央のひときわ長いものが「ホールダウン金物」という、基礎と「柱」をつなぐ耐震の要の部分です。
大きな縦揺れが起こった時に、家自体が基礎から抜けてしまうのを防ぎます。
構造計算を行い、家のカタチやバランスを計算の上配置されます。当社は最高等級の「耐震等級3」の構造計算を行っておりますので、ホールダウン金物の数も多くなります。

このモデルハウスでは合計9箇所に配置されます。

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床下の給排水配管工事も完了しています。
あらかじめ穴を開けておいた配管スペースにきれいにおさまっています。
長期優良住宅の特長の一つで、将来に給排水管を全てやりなおしができるようになってます。
またメンテナンスを考慮し、各所に人通口を設け、床下すべての箇所に人が入りこめるように設計・施工します。

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洗面室の床下部分です。グレーの太いパイプが排水、ブルーが給水、ピンクが給湯の配管です。給水管と給湯管には保温性の向上と凍結防止のための被覆が巻いてあります。

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排水管が外に出たところに点検口を設けます。万が一の詰まりにもここから対処できます。

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写真中央が浴室です。浴室の下も点検が必要になる可能性があるため人通口を設けますが、浴室の保温性をあげるため発砲スチロールのフタをはめこみます。
点検時には取り外せます。これも断熱性の高い長期優良住宅の特長です。

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排水管を横から見たところです。
左から右に流すための勾配がとってあります。緩すぎても急すぎても排水不良の原因になりますので、慎重に施工します。

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こちらはキッチン部分です。給水・給湯・排水が見えます。

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こちらはトイレです。給水と排水です。

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ここはパイプスペースです。2階トイレへの給水と排水を設置します。
建築工程のなかで「基礎完成」の状態がしばらく続くため、工事が止まっているように思われることがよくありますが、コンクリートは打設後ある程度日数が経過し乾燥して初めて既定の強度に達するため、当社では養生期間を設けてしっかり乾燥させています。
ここで工期を短縮させるために慌てて次の工程へ進むと、基礎に歪みや不陸が発生し、完成した家自体の精度を下げてしまいます。
だからといって家が傾いたり住めなくなるわけではないのですが、100年先を考え少しでも精度の高い家にしたいという当社工事担当のこだわりです。 しっかり基礎が乾いたところで、来週末には棟上げを予定しております。

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